せっかくのお泊まりなのに、アツはさっきからテレビばっかり見ちゃってる。



この時間に一緒にいられる事なんて、そうそうないんだよ?


もったいないじゃん?




「アツ、なんか話そうよ?」



「お前、勝手なヤツだな?急に泊まるとか、マジ迷惑。」



しかもちょっと怒ってるし。



そりゃさ、勝手に決めちゃったのは悪かったよ?



でも、少しくらい喜んでくれてもよくない?





「じゃあお風呂入るから、何か服貸してよ?」



「風呂も入んのかよ?」



「当たり前でしょ?」




眉間にシワを寄せて呆れた様に私を見る。



ずうずうしいヤツだな・・・


って思ってるんだな?きっと。



めんどくさそうに出してくれた、Tシャツとハーパンを借りてお風呂場へ。




シャンプー・コンディショナー


さすがにトリートメントはないよな・・・。


男用の洗顔?


アツ、ちゃんと使うんだ?


これ私、使って大丈夫??


まぁ大丈夫でしょ?


あるものを何でも勝手に使っていく。



歯ブラシは・・・さすがにアツのを使うわけにはいかないし。



後でコンビニ付き合ってくれるかな?





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