「いいかい、美桜寂しくなった時だけこのペンを回しなさい。本当に寂しいと思った時このペンは美桜を助けてくれる。わかったな」



「お爺ちゃん、死なないで、、、っ、」



「、、、っ、、はっ!はっはっはっ」



「またこの夢」


私は凄く大好きだったお爺ちゃんを無くした。ついこの間


私はそれっきりお爺ちゃんの夢を見るようになった。


そして私は机の上に置いてある一個の写真立てを手に取り涙目になりながら小さく呟く言葉を吐いた。



「お爺ちゃん、」


パシッと、私は自分の頬を平手で叩く。



「ダメダメ!もう泣かないって決めたんだ!って言っても、朝泣いたんだけどね、、」


私は机の引き出しから少しはみ出ている紙が目に入った。そして机から紙を取り出した。



「なんだこれ?」


私はその紙を手に取り目を見開いた



「あぁぁぁぁぁ!締め切りまであと一週間!!」


私は大口を開けて部屋で叫んだ。その声にびっくりしたのか



「どうしたのー」


と下から私と同じぐらい大きな声でお母さんが叫ぶ。


私は制服にすぐ着替え階段を降りてお母さんの元に駆け寄った。