.*・゚ .゚・*. 放課後。 日直だった尾野くんが日誌を書くために放課後残ると踏んで、私は2人になるまで待った。 勇気を出して声をかけると、尾野くんはいつも通りの優しい笑顔で振り返ってくれて。 また胸がキュンと高鳴る。 けれど今日は、言いたいことがたくさんある。 「尾野くん、ありがとう。 私、尾野くんがいてくれたから変わろうって思えたの。…ほんとうに、ありがとう。」