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放課後。

日直だった尾野くんが日誌を書くために放課後残ると踏んで、私は2人になるまで待った。


勇気を出して声をかけると、尾野くんはいつも通りの優しい笑顔で振り返ってくれて。


また胸がキュンと高鳴る。

けれど今日は、言いたいことがたくさんある。


「尾野くん、ありがとう。

私、尾野くんがいてくれたから変わろうって思えたの。…ほんとうに、ありがとう。」