新しくチサキが入ってから1週間が経った。僕は次の仕事まで時間があったから、1人でフラフラと町を歩く。すると、ハヤトとチサキの後ろ姿を見つけ、僕は2人に近寄った。

「……あ、ハヤトとチサキ。何してんの?」

「ん?あ、アルトに××高校で起こっている怪奇現象を解決しろって仕事が来てるよ。通信機見てみ」

僕はハヤトに言われ、僕は通信機を見た。そこには、××高校で起こる怪奇現象を解決しろ。という文字が書かれていた。

「……また僕の睡眠時間が……」

ガックリと肩を落としながら、僕は通信機をしまった。

「でも、怪奇現象ってどんなことが起きてるんだろ。とりあえず、調査してくる」

僕は高校に向かって走り始める。後ろから「おう!気をつけろよ!」というハヤトの声が聞こえた。

「うん!」とハヤトに返し、僕は塀に飛び乗り、屋根に飛び乗った。