「俺のこと覚えてないの?」
何どういうこと?どこかで会ったことあったっけ?
「なんのことですか?」と聞き返す。
男の子は悲しそうな顔をして言った。
「俺だよ!中野レン!」
「中学の時一緒だったじゃん!」
と中野レンくんという人は言ってきた。

私は言った「中学の頃のことは思い出したくはないの!あなた誰だか知らないけど、話しかけないで!」怒りと共にいやな記憶も蘇る。

その場から離れたいと思った。
涙が出た。我慢したが、流れてしまった。

するとレンくんは優しく私の頭を撫でて慰めてくれた。その状況を知って、涙がポロポロと出てくる。