第2章


今、空腹を満たすのがすべて




窪田 トシヤ
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僕はあまり自分から話し掛けるタイプでは無かった。


人見知りというわけではないけど・・。

勿論“用事”があればちゃんと僕から話し掛ける。


ただ・・例えば昨日観たドラマがどうとか・・

期末テストの結果がどうだったとか・・

聞かれれば素直に答えるけど、僕からそのような話題を振ることはほとんど無い。


自分と“他人”の感受性は違うわけで、

僕が面白いと思ったものを相手が面白いと言う保証は無いし、


一昔前は相対評価によって成績が決まっていたらしいけど、

絶対評価に変わった今の教育現場で相手のテストの点数を気にする必要は全く無いし・・。


↑みたいな話をしたら、
「だから窪田は“オタクボ”なんだ」

と訳の分からない論理で僕をオタク扱いする友達もいたけど・・。