ケータイ小説 野いちご

【完】俺の隣にいてほしい。

*俺の隣にいてほしい。

……ドキドキ。ドキドキ。


どうしよう。緊張する。


大丈夫かな。ちゃんと言えるかな。


先日優里亜ちゃんや彩実ちゃんに背中を押され、とうとう椿くんに気持ちを伝えると決意した私は、今日これから椿くんに会いに行く予定だった。


帰りの支度を終えるとすぐに優里亜ちゃんと彩実ちゃんと共に教室を出て、そのまままっすぐ緑丘工業高校へと向かう。


二人は緊張している私のために、緑丘までついていくと言ってくれて。どこまでも友達思いな彼女たちには、感謝しかない。


うちの学校から緑丘までは500メートルほどしか離れていないので、徒歩10分もかからない。


そのため、あっという間に校門の前まで着いてしまった。


今日うちの学校は短縮授業でいつもより早めに終わったせいか、まだ門のあたりには緑丘の生徒の姿はない。


「本当に一人で大丈夫?」


「うん、大丈夫だよ。ありがとう。ついてきてくれて」




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