ケータイ小説 野いちご

【完】俺の隣にいてほしい。

*はじめての放課後デート

「……はぁ」


次の日。私は朝登校するなりまっすぐ自分の席に向かうと、そのままイスに座って、スマホを片手にため息をついていた。


どうしよう。なんか、とんでもないことになっちゃったなぁ……。


ここ半日の間で色々なことがありすぎて、頭が混乱してる。


昨日、椿くんに言われるがまま連絡先を交換した私は、あのあとも彼と何通かメッセージのやり取りをした。


主に自己紹介のような内容で、特に変なことを言われたわけでもないけれど、やっぱりあらためて考えてみると、すごく不安だ。


だって、ほぼ初対面の相手だし、そんな人といきなり恋人のフリをすることになるなんて。


しかも彼は、あのヤンキーだらけで有名な緑丘の生徒だ。


金髪にピアスでいかにも不良っぽい見た目だったし、顔はすごくイケメンだったけど、やっぱりちょっと怖い。


昨日話した感じでは、意外と優しかったし、悪い人ではなさそうだったけど……。


実際はどんな人かわからないよね。




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