時の旅人。

ミリアン・カーバイドはピンク色をした髪の女の子。

錬金術師だ。

アイスクリームを食べにいく。
貴族の娘セリカとともに。

「ふーん。

歴史に名を残すことねえ」とミリアン。

「しかしながら人々はそうすることをどこかで望んできたのですよ。

記録などとはそういうものです」とセリカ。

「そういえばあたしも日記書いていたような」
「どう?」「わかんないな。

記録といったものがどういう役割をするのか?」とミリアン・カーバイド。

セリカはため息。

「王都の僧院では座主(ざす)の日記が次の最高責任者へと伝承をされている、と噂でききます。

記録とは儀式の伝承やさまざまな判断で必要でしたがって、重要だからです。

それは貴族なども同様です」とセリカ。

セリカにはミリアンなどに対してかすかな危惧があった。

だからこそ記録を残すのだが・・・