人形と魔法使いの女の子。

彼女は旅する魔法使いだった。

魔法使いは人形を操ることが出来、それを護身用の道具や見世物にしていた。

ここアーシュベルク王国の王都に魔法使いの女の子、彼女はミモザ・ルーベックというのだが、がやってきたとき季節は夏の終わり頃だった。

広場でミモザ・ルーベックは人形を使ったお芝居をする。

「そうですね。

人形は繰り返して使える大切なものです」とミモザ・ルーベック。

子供たちが愉快な人形のダンスに歓声をあげる。

ミモザ・ルーベックは人形の動きとその対価に満足感を覚えた。

宿屋に泊まる。

大切な人形だ。