後ろ足で立つ人間(サイズ)の亜種のねずみが居た。
「おはよう」良い夢見れたかい?とねずみの亜人が聞いてくる。
ここは代表の物語の塔。管轄しているのは現政府派だ。

代表に選ばれるのは全人類の中から。代表にするべく全人類に生れたら物語が空から届けられる。
その物語の質が一番良い人間が現世での代表を継承するのだ。

一番と選ばれた代表が塔に連れてこられて、命つきるまで住まわう事になる。

その物語を巡って現政府派と革命派の奪い合いが起きている。

今回の代表に選ばれた女の子は、慎み深い気立ての良い子供だったので、現政府派と革命派の戦いを憂いた。「どうして一緒に祀らないのでしょう?」と。