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今年最後の花火を君と

3

病室にいきなりやって来た耕は青白い顔をしていた。
「どうしたの?」私は聞いた。
「アイツが…河野 隆が…」耕が言った。
「まさか…」私は言葉を失った。
河野は、私達の両親を殺した男だ。
そして、その時今度は私を殺すと宣言していた。
この時の話を私は彼にしていた。
彼も、あの時私と同じ場所に居たそうだ。
「ねぇ。耕。」
「何?」
「今だけ、医者の肩書きを無くすから。」私は言った。

事が動くのはそれから数日後のことだった。

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