第6章  現場 + 安楽椅子






4日目にして、3回目の機会が訪れた。


「・・・すみません・・・・。」


サラリーマンとぶつかりそうになりながら、
何とか村上の背後に位置する。


俺の前の前。村上の前には・・こんな時間って事は部活終わりだろうか?


スマホに夢中になった女子高生が立っている。


2日目の夕方、3日目の朝。

そして今。


前に立つスカート丈が短い女性。

実行しようと思えば実行できる機会。


・・今度こそ尻尾を掴んでやる・・。