踵の低い銀色のパンプス。
ふわりと揺れる水色のワンピース。
肩まで伸びたパパ譲りの茶色い髪は、2つに綺麗に三つ編みで縛られている。
パンプスの色と同じ銀色のメガネはもちろん伊達眼鏡であり、度は入っていない。
ここにきた時はこんな姿じゃなかった。
ショートパンツにTシャツ。
上にパーカーを羽織った、小学生みたいな格好だった。
それがどうだ。
あたしの姿はものすごく変化した。
全ては。
「和佳菜ちゃん!よく似合ってるよ!」
相模 千夏。
彼女のせいだ。
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