「え。ごめんママ、今なんて?」


夕食の時間。
ママの衝撃発言に、お箸を置いて、思わず聞き返した。


「だから、おばあちゃんの具合が悪くなったから、少しの間、面倒見なきゃいけなくなって。それで花純には、ママの知り合いのお家にお世話になってもらうって……」


ちょっと待ってくれママ。


「それって、決定事項ってこと?」


「うん。だってもう話しちゃったもの。向こうもすごく喜んでるみたいだし。花純と同い年の息子さんがいるんですって。しかもうちよりも学校から近いところに住んでるから、朝弱い花純にはぴったりの……」


「え、ごめん、ちょっと、頭の中整理させて」


ママに手のひらを見せて、ストップの合図をしてから、頭を抱える。


なんてことだ……。