ケータイ小説 野いちご

ねぇ、僕じゃダメ?

可愛い人

あぁ、もう幸せだ。

やっと会えて、話も出来て、名前も知ることが出来た。

至福のひとときがずっと続けばいいのに。

「鈴成くんは学生?」

「はい。今高3です。桃田さんは?」

「若いなぁー。私はもうすぐ26になるよ。だから、結婚もしたかった。この前は変なとこ見られちゃって。本当、ここで話すような内容じゃないのにね。」

「いえ。僕こそ、いきなりあんなこと言ってしまって、、、」

「ううん。嬉しかったよ。励ましてくれて。一ヶ月、、、かかったの。違うか、一ヶ月しかかからなかった。」

「それは、、、」

「吹っ切る時間。5年も付き合ったのに笑えるでしょ。結婚まで考えてた相手なのに、たった一ヶ月で、、、何だったのかなー。この5年。彼のために苦手な料理も好みの服も髪型も。それなのに、可愛いげないとか、疲れたとか、本当、バカみたい。」

そういえば、あの日はふんわりとしたウエーブだった。

服装も今日とは違う清楚な感じだった。


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