ケータイ小説 野いちご

ねぇ、僕じゃダメ?

恋愛対象外

なんとか切り抜けて、電車に飛び乗った。

たった二駅分乗るだけなのに、こんなに長く感じるのは初めてのこと。

ドアが開くまで待ちきれない

まるで子供だ。


風を切るように、ただひたすら一つの目的の為に駆ける。

普段の僕が見たら可笑しくてお腹を抱えるに違いない。

でも今はそんなことどうだっていい。

身なりを整えて、話すだけなのに歯磨きもした。

嬉しそうに足下ではしゃぐモカを連れて、時間より少し早くに公園へ向かった。

いつものベンチに座り、モカをつないで桃田さんを待つ。

会ったら何を話そうか、どのくらい一緒にいられるだろうか。

脳内をフル稼働させてシミュレーションをする。









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