結愛とみんなと行ったプールは楽しかった。

久々はしゃいだし結愛とも距離が縮まった気がする。

あの日から結愛には会ってない。

お互い忙しいから仕方ないと思っていた。

でも夏休みも残り二日となった夜、親父に呼ばれた。

トントン

「親父、俺、陽翔。入るよ?」

「あぁ、入れ」

親父の書斎はいつもとかわらない光景なのに親父の表情はどこか悲しそうだった。