学校が始まってもう1か月が経った。

肌寒い季節になってきた。

「もう10月か・・・」

あれから心臓は痛くなっても倒れることはなく過ごせている。

「お母さん!お父さん!お姉ちゃん!いってくるね!」

「「「いってらっしゃい」」」

いつものように家を出て

「陽翔、おはよ!」

「はよ。行くか」

陽翔が家まで迎えに来てくれるようになった。