ケータイ小説 野いちご

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。。折れた羽根、虹の架け橋。。

2、我ーー龍神なり
その蝶は、笑顔を見せた。

「白っ!!
あたし、やっぱり邪魔かな?
あたしが居れば、困るでしょう?
みんなのいる場所に、あたしがいちゃいけない。

みんなが光ならーーあたしは一生、闇の中でもいいから、だからーーーーっ」



なんでーーーー身体が動いた。

咄嗟に動いた。

泣いてる小さなあげはを、抱き締めた。




「白ーーーーっ」




泣いて欲しくない。

ーー可憐な蝶にみんな虜になるーー


「バーカ、この泣き虫が。
お前は、ずっと守られてればいいんだよ」

ポン、と優しく置かれた手は柄にもなく優しい旬。


ーーその蝶に、いつしか惹かれてくるーー


「あげはちゃん、泣かないで。
あげはちゃんの居場所にしてくれていいからっ」


凄く優しい黒。
優しい瞳であげはを見ていた。


ーーその蝶が、不意に笑顔を見せたーー


「ありがとうっ、みんなっ」

最高の笑顔。


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