「あの人達、なんなんだろう?」 「さぁ? どうせどっかのやくざだろ」 バイクは国道を抜け、 どんどん町を離れていく。 「どこに行くの?」 「俺のとっておきの場所。ちょっと遠いけど、飛ばしてけばすぐつくよ」 一月君はさらにスピードをあげる。 「なんで私が家にいるってわかったの?」