その日の夜。


私は一月君に用意してもらっていた部屋のベッドにもぐっていた。


「どうしよう、私…」


昼間に気づいてしまった、私の一月君への思い。


その気持ちは蓮君に告白されたことで、さらにはっきりと分かってしまった。


蓮君はきっと、遊び半分で、あのチョコみたいに私をからかうつもりで、告白しただけだと思う。


だけどあのとき、私には一月君がいるから、蓮君の告白は受けられない。そうはっきりと思ってしまった。


やっぱり、私は一月君のことが好き。


不思議なくらい、一月君に夢中になってる。


でもだとしたら……あの“銀髪の男の子”はどうなってしまうんだろう?