「ごめん!遅くなった!」

部活着に着替えて

仲間たちに謝る

「ったくおせ〜よ!

‥お前もしかして泣いてた?」

顔を洗ってきたが光輝にはすぐにバレた。

「何があったんだよー。」

「お前には関係ないだろ。」

「‥俺ら大切な幼なじみだろ?」

いつもふざけている光輝が
真剣な顔で聞いてくる。

こういう時は素直に話すしかない。

「…あいつが言ったんだよ。

私は俺のことひとりにしないって」

「よかったな‥ってきりフラれたかと思ったわ」

そういう光輝は妙に嬉しそうだった。