「洸太いる?」


覚悟を決め、インターホンを鳴らした。

すると数秒してドアの先から洸太が現れた。


「帰れよ」


「何で今日来なかったの?」


洸太はアタシに言ったくせに。


"俺は祐華から居なくならない"って。


まっ、これからだし?


「サボり」


洸太はダル着のようなものを着用して、寝ていたのか眠そうに大きな欠伸をした。


「…そっかぁ。明日は絶対に来てよね?」


そう言って洸太んちを後にした。


「はぁ…」


ほんとにやられた。


って何、立ち止まっているの?


すると無意識のうちに、アタシは洸太の腕を引っ張り、キスをした。