私は中学、高校と、誰にも分かってもらえない


理解してもらえないと、葛藤を抱えていたことがある。


どうしてだか分からないが、


自分はおかしい?どこか変なのか?


と感じる部分があって、


何となく馴染めてないな~と感じることがあった。


…………今でもそうだけど。


しかし、社会人になって人付き合いとか、


世界の広さもだんだん変わり、


何気ない出来事から気付くことや学ぶことも多くなった。


その一つの中に、


「諦める」というものがある。


「諦める」っていうと、


どことなくネガティブなイメージを抱きがちだ。


何をしても無駄とか、どうしようもないっていう


意味合いが強いかもしれない。


でも、実際「諦める」っていう言葉は、


ポジティブな意味に捉えることだってできる気がする。


どうにもならない、何をしても無駄…………。


ああ、そうなんだ。


じゃあ、そのまんまにしておこう。


ほっといて違う別の道を探しましょって感じに。


何の実りもない苦しいだけの努力って


本当にただ辛いだけ。


それなら、ぱっとやめて違うことに


精を出したほうが時間も無駄にならないと思う。


それに「諦める」ことは、自分の体験だけど


人間関係でも結構使えるスキルだと思っている。


あの人はきっと私にこうしてくれる。


私のことを分かってくれる、理解してくれるはずだ。


いいや、そんなことはない。


それは相手に対して勝手に「期待」して、


勝手に「幻想」を抱いてるだけ。


ネガティブな言い方だけど、


まず、自分のことなんか誰も理解してくれない。


分かってなんかくれない。


もう、


これは当然のことで、超絶当たり前。


これぐらいは世界の常識なのさと受け入れて、


諦める。


私は孤独だ、寂しい。


ああそうだ、私は孤独なんだ寂しいさ。


よし!!!諦めよう。


何年経ったって、何十年経ったって、


同じことで悩み続ける未来は見えている。


それなら、いっそのことじたばたするのはやめて、


潔く諦めて、楽しいこととか、面白いことを


考えてるほうがまだ幸せだ。


学生時代は何かと辛かったけど、


社会人になってそう考えるようになったら


心がいくらかは軽くなった。


だから、


「諦める」は決して悪いことではないと私は考える。


そのことによって、


今よりも良い道が開けるかもしれないし、


ぱっと離れることによって、重荷がなくなったほうが、


返って心が楽になれるかもしれないからだ。









ポジティブに、ネガティブに。