ケータイ小説 野いちご

雨上がりの空に咲く花

小さなお友達




額に微かな感触


私は空を見上げながら、ゆっくりと手のひらを翳してみた。


雨 ?


「 ワッ!!! 」


思わず大きな声をあげていた。


通勤途中の人々が、みな振り返って私を見ている。


そんな人目を気にして、熱くなったほほをおさえると、うずくまってしばらく動けなくなってしまう。

と…

いつもの私ならそうなっているのだろう。

けれど、今はそんなことをしている場合ではなかった。



何故ならーー

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