ケータイ小説 野いちご

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天然たらしが本気を出す時。

晴れ模様
3







そしてたまに朝、七瀬くんと会って一緒に登校したり、はたまた一緒に帰ったりする日がありつつ
ついに

「安全第一に過ごすようになー」

明日から夏休みが始まる。





放課後マイとミユと夏休みに遊ぶ計画をたて、そしてあの事を話した。話すつもりはなかったのだけれど、最近距離近いよねというマイの一言から根掘り葉掘り聞き出されたのだ。




「2人で夏祭りね~」

「いつの間にそんな進展してたの!?」

マイはにやにや、ミユは唖然。
といった様子で私が七瀬くんとお祭りに行くことになった事を聞いていた。


「いい感じなんじゃん?このまま距離縮めて、修学旅行で告白しちゃいなよ」



どうも2人とも私から祭りに誘ったと思っているようで、なんだか話が厄介な方向に進んでいく。

かといって今更弁解するのも面倒だしなあ。



「告白はちょっとね…」

なんて言って話を合わせる。


「なんで?好きなんでしょ?」

「あーーアハハ……」

曖昧な返事をする私を2人は不思議そうに見てくるけれど、肯定するわけにはいかない。



でも私は純粋じゃないし心が綺麗なわけでもない。

だからあれだけアピールされたら少しは気になってしまうし、悪い気もしない。

だから今回の祭りの誘いだってOKしたのだ。


心が綺麗な人は相手に変な期待をもたせちゃいけないから断ろうってなるもん。



大概私も女子だよね。本当。





でも私、好きって言われたから好きになる。っていうタイプじゃないんだけどなあ。

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