「好きです!付き合ってください!」 「あー、無理無理。ごめんね〜」 ガーンと落ち込む名前も知らない彼をほって、私は体育館裏を離れた。 私は相川 瑞生(あいかわ みずき)。 茶髪を腰まで伸ばしてて、右2左1のピアスを付けている。 母親譲りの大きなパッチリ二重のお目目も、私にとってはなんの意味もない。