ケータイ小説 野いちご

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[完結]奏、可愛いよ。

「奏以外いらない」

*奏Side*




クラスマッチの片付けも終わり、私はひとり家に帰った。



早く見たくてたまらなかった録画していたサスペンスドラマを1本見てから制服を脱ぎ捨て、私服に着替える。




これからクラスマッチの打ち上げがあるんだ。



場所は高校の近くの焼肉バイキング。




注文したらお肉を店員さんが持ってきてくれて、それをテーブルの網で焼いて食べるスタイルのところ。




汚れたりしたら嫌だから、新しい服や色が薄い服を避ける。



上は紺色の裾がふわって広がったシフォンのトップス。


下は黒のスキニーパンツ。




かなりラフな格好になっちゃったけど、しゃーなし。




お気に入りの白いロングスカートなんか着て行って、汚したりでもしたらもう大泣きよ。



その場で。周りの視線なんて気にせず。




通学用のカバンから、小さなベージュの普段用のカバンに財布やスマホのモバイルバッテリーを移し替えたりしていると、コンコンと部屋の扉がノックされた。





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