ケータイ小説 野いちご

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[完結]奏、可愛いよ。

親公認

*Side奏*




「ただいまー」




玄関のドアを開けてそう言うと、お母さんが満面の笑顔でバタバタとリビングから出てきた。


……私ひとりだったらこんな風に出迎えてくれないのに。



帰ってすぐ部屋で課題をして、晩御飯を食べるためにリビングに行くと、私の姿を見た瞬間『あれ、帰ってたんだ』なんて言って、私が帰宅したことにも気付いてない時もある。




「いらっしゃい、陽君!!」



いつもより2音くらい高い、電話の時と同じ声で陽に声をかけるお母さん。
……相変わらず陽はお母さんにもモテてるらしい。



「おじゃまします」



はにかみ笑顔でそう応える陽に、お母さんはさらにニッコニコ。
いやね、別にそれはいいよ?
彼氏がお母さんに気に入ってもらえてるって嬉しいし。

でもさぁ……。





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