ケータイ小説 野いちご

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[完結]奏、可愛いよ。

王子様の神隠し

*奏Side*





結局、いちども陽に止められることなくやってきたお祭りの日。




引き留めてほしかったな……。




そんなこと今更思っても遅いか。




もう今日が来てしまったんだから。




朝起きてからずっとベッドから起き上がらずぼけっと天井を見つめている。




……時間、もったいないな。




枕元に置いているスマホを手に取り、赤穂君とのメッセージ画面を表示する。





<何時集合がいい?>




その質問に対して、私は





<いつでもいいよ!!>





なんていう一番困る受け答えをしてしまっている。





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