ケータイ小説 野いちご

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[完結]奏、可愛いよ。

わるい子になる決意

*Side奏*




私の言葉は嘘で塗り固められている。




「奏っ、あの噂ヒートアップしてるけど本当にいいの!?」




大発狂モードで、私の机をバシバシ叩きながらそう言う蘭ちゃんの言葉に苦笑した。

本当、私の周りで何かあったとき、私よりも怒ってくれるのは蘭ちゃんくらいだよ。



「いいんだよー。しょうがないもん。あの人は【プレイボーイ】なんだから」



先日、ニュースで梅雨明けが発表された。
例年よりも早い梅雨明けだったらしい。


そしてあと少しで夏休みという時期になっても、陽と苺ちゃんが付き合っているっていう噂は途切れることなく続いている。


もうお泊りする仲だとか、陽が苺ちゃんにアクセサリーをあげただとか。



ありえもしない言葉ばかりが校内を駆け巡っている。




「……ごめん」




私の席のすぐ脇を通った陽がポツリとそう謝ってきた。




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