ケータイ小説 野いちご

この作品のキーワード

[完結]奏、可愛いよ。

アイムユアハニー

*Side奏*



基本的に、私はいつも電話の着信音で目を覚ます。

今日もそう。



ベッドの傍にあるガラステーブルの上に置いてあるスマホがランプを点灯させながら、初期設定のままの単調なメロディーを騒々しく発している。



もっと寝ていたい……。

起きたくない……。



そんな風に思いつつ、電話をかけてきた人を待たせるのは迷惑だから携帯電話を手に取って電話に出た。



電話越しに聞こえてくる声は聞く前から分かる。



「はい……」



ほんの少しかすれた寝ぼけ気味の声で返事をすると、電話越しに小さく笑った声が聞こえてきた。



< 1/ 225 >