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ー京都駅…。

「2人のお陰で事件が解決したわ。
ほんまに、おおきに。」

「いえいえ。」
「結局、犯人自ら出てきたしな。」

改札前で、山崎さんが烏丸と青山を見送る。

「烏丸、俺先にお土産見て待ってるから。」

青山が気を利かして、二人きりにした。
鞍馬警部補も、小腹が空いたので試食に行くと気を利かす。

二人きりになって、お互い何か言いたげに一瞬沈黙になる。

「迅くん。高校の時の事なんやけど…//」

「なっ、何や?///」

山崎さんは、緊張するのを落ち着かせるように深呼吸して言った。

「迅くん、あの頃のうちに話しかけてくれてありがとう!!」

山崎さんが一生懸命、話す様子に、
烏丸は当時の彼女を思い出して、微笑んだ。