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京都駅に着き、山崎さんの運転で【映画村】へ向かった。

窓の外を眺めてると、京都らしい建物を見て青山は静かにはしゃいでいた。

「まさか迅くんが、特性保持者だったとはなぁ。
学生の頃、黒板破壊したり体育倉庫のドア壊したりしてたんは"Atack"のせいやったんやね…。」

「……そゆこっちゃ。」

「2人って結局、どうゆう関係なの?」

青山が後部座席から2人の間に顔を覗かせると、フロントミラーをチラッと見た山崎さん。