「はあ」とため息をついたのは、ピンク色の髪の毛の女の子、ミリアン・カーバイド。

「どうされたんですか?」とセリカ・キセノン。
セリカは薬草師だ。

ミリアン・カーバイドは辛辣にアッシュ・ルビジウムを評した。

「あのヘタレはあたしとデートしたいのかしら?」

とミリアン。

「誘えばいいじゃないですか?」とセリカ。

「でもね。
すきな相手から告白を受けて、ふわふわな気持ちで、いっしょにベッドに行って」とミリアン。

「はいはい」

「甘いひとときを過ごしたい」

「それって欲求がたりていないのでは?」
「ニーズがあるからものごとは発明されるのです」とミリアン。