ケータイ小説 野いちご

学年1のイケメンが探してる美少女は うちの弟です

3 止まらない、止められない



………

……




あれから数日が経った。

今日は日曜日。

休日は家でのんびりすることが多い私は、今日もいつも通りに家に居た。

まさか、“彼ら”が家に来るなんて思いもせずに……。






「こんにちはー」

「お邪魔しまーす」



……時雨 円くんと、伊勢谷 国虎くん。

同じ学校の同級生、しかもイケメンな二人が私の家に来るなんて、通常なら絶対にあり得ない。

だけど二人は さも当然のように私の家に来た。


それは、うちの弟……和真が二人と友達になったからだ。



「へぇー、和真はデジカメも使うのかー」

「父さんが使ってた古いカメラだけどね。 でも使い勝手はいいよ。 撮ってみる?」

「うぉ、マジで? 撮る撮る」



さっきまでは私だけだったリビングが、今は男子たちに占領されている。

デジカメを手に持つ時雨くんは、まるで新しいオモチャと手に入れたばかりの子供のように目を輝かせていた。

和真も嬉しそうだ。


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