ケータイ小説 野いちご

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はちみつの景色

ふたりの景色。



学校に来るといつもより少し騒ついている教室。


「千景!昨日の何⁈」
「中川さんと付き合ってんの⁈」

入りにくい…


何か千景くんも答えているみたいだけど、後ろ姿で見えない。
そうしてるうちにみんながわらわらと散っていく。


私はひっそりと自分の席に座る。

「はあ…」

なんか朝から疲れたよ…


今日は放課後、千景くんと


デート。


いつもと同じく輝いている千景くんのはちみつ色の髪の毛は、私にとっては今日は違う。


千景くん、好きだなあ…


そんな想いが溢れてくる。

伝えたいけど、人気者の千景くんの迷惑にならないだろうか?

そして何より、私にそんな勇気が出るだろうか?



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