朝からご機嫌のキミ。


相変わらず、フリルのついたピンクのエプロンを素直に身に纏ってくれている。

出社する時は、いつも身が切れるほど痛いけど。


今日は、飽きるほどずっと一緒にいられる日曜日。
何時ものように、目覚めてからすぐどちらからともなくおはようのキスをして…。


「も、ばか…」


って、彼女が照れるまで「好きだよ」って繰り返す。


だって、水美に伝えたくてしょうがないんだ。
何度も、それこそ知らない場所がないくらい求め合っていても…。
キミはいつまでも眩しいほどに初々しくて。


「みーなみ…」


耳元にそっと下の名前を呼ぶだけで、首まで真っ赤に染めて俯いてしまう。
その仕草は、やっぱり何度見ても見飽きることなんてない。

だから、可愛過ぎて…ついつい意地悪がしたくなるんだよな。