付き合ってから、2週間がたった頃
私たちはカフェにいた。


「このケーキ美味しい!ありがとね快斗!」
「おう、ここ、クリームついてんぞ」
「ん…?あ、ほんとだ…お恥ずかしい」
「可愛いよ」


周りからは「羨ましい」「カップルだ」と声が聞こえてきて、付き合った事を実感して幸せに浸っていた。


「あ!しずく!!」


聞き慣れた声の主は幼馴染だった。

快斗は明らかに嫌な顔。