ケータイ小説 野いちご

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もう、我慢すんのやめた

Ꮮᵒᵛᵉ ⃛❥3
ヘビー級の嘘。


***


始まる前は長すぎると思っていた夏休みも、過ごしてみれば早いもので今日で終わり。


8月9日の佐倉の歓迎パーティは、みんなでワイワイ大盛り上がりして。初めてだって言ってた佐倉が、たこ焼き名人の如くたこ焼きを焼いてくれた。


"佐倉の才能が開花した"ってみんなで笑って、

テツに「文化祭ではたこ焼き係だな」なんて言われてたけど当の本人は「めんどいから絶対やだ」って即答で

そんなやり取りを聞きながら、夏休みが終われば文化祭かぁ〜


なんて、思ってたあの日の私はまだまだこの夏休みが続くとばかり思ってた。


海にも行かず、近所の夏祭りにも行かず、

たまに萌菜と近況報告の長電話をして、
バイトが休みの日には遊んで……

あとはただ毎日ボーッと過ごした高校2年の夏休み。


有意義だったと言えば有意義だったけど、もっと他に過ごし方あったかなぁとも思う。


それにあの日から、佐倉に会ってない。
佐倉の過去を教えてもらってから、余計に佐倉のことばかり考えている自分がいて


いよいよ、自分の気持ちが分からなくなってきた。

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