ケータイ小説 野いちご

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もう、我慢すんのやめた

Ꮮᵒᵛᵉ ⃛❥1
臨海研修と、佐倉の熱。



***


空は快晴。
雲ひとつない青空が広がっている。


「よーし!盛り上がって行こ〜」

「私、今日のために水着買ったんだぁ」

「おいおい、やめとけ。萌菜の水着姿とか、みんなから金取られるぞ」

「ちょっとテツ、それどういう意味よ!!」


やけに張り切るテツと、水着を買ってルンルンな萌菜の痴話喧嘩が始まった。

まーたやってるよ。
なんて、思いながら私は必死に日焼け止めを塗りたくる。


別に元々色白ってわけじゃないし、この際、黒くなることに抵抗はない。

けど、


あの、日焼けをしたあとのヒリヒリした痛みがどうも苦手。お風呂で温かいお湯をかぶった時なんか悲鳴もんだ。


だから、塗る。
色白美人さんたちに負けじと、凡人芽唯ちゃんも塗りたくる。



ふと視線を感じて顔をあげれば、不思議そうな顔をした佐倉と目が合う。


「……佐倉も塗る?塗ったげよっか?」


ニッと口角を上げて、少し意地悪してみる。


もちろん、佐倉のことだから女子に日焼け止めを塗られるなんて茹でダコ間違いなし。

きっと、いらねーよって即答だろうな。

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