ケータイ小説 野いちご

7年越しの好きを、キミに。

【5】キミとずっと、これからも。


再会した次の日。

わたしは山岸くんに蓮希くんを会わせるためにメールで山岸くんを呼び出した。

…そのはずだったのに、昨日蓮希くんと再会できたことがあまりにも嬉しすぎて夜眠れなかったわたしは案の定、今日遅刻してしまう。


「……ご、ごめんなさい…っ」

待ち合わせ場所にはすでに2人とも来ていて、打ち解けているというか和やかな雰囲気が漂っていた。

「まさか呼び出した本人が遅れるとは」と2人とも笑っていたから怒っている様子はなくて、少し…いやかなりホッとした。


蓮希くんと山岸くんは7年も離れていた感じが全くしないくらいで、まるであの時に戻ったような錯覚になり懐かしく感じる。

わたしは中学の時ほとんど2人と話してなかったのに、今こうして自然と話せるようになってるのはきっと大人になったからであって、わたしも成長したということ。

もちろん2人の方が大人な感じはするけど。

「あの時に戻った気分だな」と山岸くんが懐かしさに感動している様子で、きっとわたしと同じように蓮希くんに会いたかったんだろうなと思った。

男の友情ってやつなのだろうか。
2人の絆は強い気がした。

……ちょっと妬いてしまうくらいに。

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