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7年越しの好きを、キミに。

◆プロローグ◆



空を見上げれば雲一つない青空で、まるで自分の存在を主張しているかのように太陽はギラギラと輝いている。


空を見ると、いつも思い出す。
キミのことを。

夏になると、いつも切なくなる。
キミを思い出して。


何年経っても色褪せることのない記憶は、想いは、ますます強くなるばかり。

会いたいって思っても、
今、キミがどこにいるのかさえ、
わたしには何も分からない。


キミと同じ時間を過ごしたのは1年だけで、
キミとの思い出は あまりにも少なく、会話というほど言葉をたくさん交わしたわけではない。


同じ教室の、隣同士の席で、
“おはよう”と“また明日”その2つだけは、毎日欠かさず交わしていた言葉だ。


中学1年ということもあり、思春期真っ只中で、男の子と話すことが苦手だと思っていたわたしはクラスメイトの男の子と距離をとっていた。

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