それから、私と那野は
一緒に登校する事もお昼ご飯を
食べる事もなくなった。

私は前に那野と喧嘩できるのは
嬉しいと言った。
でも、今回は全然嬉しくなかった。
那野の心が離れてしまいそうな気がした。

喜野と水瀬さんは毎日
私の事を誘ってくれたけど
何だか1人になりたくて
いつも私はそれを断っていた。

仁野「よう。」

弁当箱を持った仁野は
断りもなく私の目の前に
座るとポケットから
レモンティーを取り出し机に置いた。