夏休みも半分以上が終わったころ。 「大ちゃん、今日もたのしみだね」 「おう」 今日は水族館にいくことになった。 舞が行きたいといっていたところ全部行きたかったんだけど、俺たちはまだ高校生で。 舞が死んでから落ちこぼれた俺はバイトなんてしていなくて。 それでも、この夏休み期間だけバイトをしてなんとかお金を貯めた。 海はちょっと遠出になってしまうのであきらめた。 てなわけで水族館に行くことに決定したのだ。