七瀬が寝た状態で、俺の家に着いた。
七瀬の家のが学校から遠いからだ。
俺は、家でのちょっとしたお茶会に出席するので、それで、早く帰るために車で帰ったのだ。
『運転手さん。後はお願いします』
と、七瀬に書いてもらった七瀬の住所のメモをいつもの運転手さんに渡す。
『かしこまりました』
『バタンッ…』
俺は、その言葉を聞いて、なるべく静かに車のドアを閉めた。