『え…』
私は硬直した。
『えぇー!?』
そして、意味を理解すると、とてつもなく驚いた。
『え、え、えぇー!?』
私の頭からは?と!が止めどなく出てくる。
『おい、落ち着け』
と、彼に言われ、いつもの彼らしい雰囲気に戻っている事に気付いて少しだけ落ち着く。
『はは!びっくりしちゃった!
一瞬、君が急に大人びて見えたから!
気のせいだったみたい!
もー!イタズラもほどほどにしなよー!』
と、いつものノリで私は返す。
『俺、本気なんだけど?
返事は?俺と付き合うの?付き合わないの?どっち?』
と、彼は至って真面目な顔でそう言うから、言い逃れ出来なくなってしまう。
頑張って目を背けてたのに。
『バカっ!君って、本当、バカ!』