『はぁ…』
俺は、ため息をついた。
それもその筈、今日のデートをアイツらがプロデュースすると言ったのだ。
不安に成らない方がおかしい。
現在、時刻は待ち合わせの時間の10分前。
『男は彼女より早く来るんだよ!!』らしい。
(微妙に早く来られても、あれじゃねぇのかよ)
まぁ、俺よりかは乙女心とか言うやつが分かるらしいから全部任せよう。
一応、アイツらは悪い奴じゃねーし、何か有るんだ、きっと。
そう思っていると…
『あ、お待たせー!!』
彼女が来た。
波乱のデートの幕開けだ。