こうして彼と私は、はれて、カレカノに成れたのだ。
しかし、問題が発生した。
彼と私はカレカノになる前からそこそこ仲が良かったのだ。
なので、いざ、カレカノに成ると待ち受けていたのは、案外さほど変わらない日常だったのだ。
本当はあんな一回のキスじゃ足りない!
ハグしたい!
デートしたい!
もっと話したい!
家に帰ってからもLI○Eとかしたい!
そう思うのも無理ないと思うのだ。
でも、そんな事伝えるのは恥ずかしいし…
と、ついついクセでやってしまう長いふわふわとうねった薄い茶髪の髪を指に絡みつける行為を繰り返してしまう。
悩めば悩む程によくやってしまうのだ。
ぼーっとしていて無心な時と、悩んでいるときはいつもそうだった。
まぁ、誰も知らないだろうけれど。